作家紹介

by infinity が目指す、贈る方と貰う方の両者が喜ぶペーパークラフト

「by infinity」の harubou 氏は、料理の仕事にて培った色彩感覚を活かし、細やかな作業で、ペーパークイリングを用いたペーパークラフトを販売されている。

繊細で色鮮やかなペーパークラフト

栃木県栃木市を拠点に活動するharubou氏が作るのは、色鮮やかな色彩のご祝儀袋や、ポチ袋だ。特徴的なのは、お花などのモチーフも紙から作られているという点である。ペーパークイリングの技法を用いて紙を巻いていき、非常に繊細かつ立体的な作品づくりを実現している。こだわりのポイントの一つとして「作品は色合わせ一つで見た目の印象が大きく変わってしまうため、材料となるペーパーの色合わせには十分こだわっている」とharubou氏は語る。

フードコーディネーターとペーパークラフト作りの意外な共通点

harubou氏は、東京にて商品開発やフードコーディネーターとして働いていたご経験を持つ。harubou氏はこの頃の経験と、今の活動との繋がりをこう語る。「フードコーディネーターとしての経験は今のペーパークラフト作りに活かされており、その繋がりに気づいた時には驚きました。例えば料理のお仕事では、お料理を綺麗にお皿に盛り付けをしたり、盛り付ける材料や位置を工夫したりして様々なテーマを演出します。その様な作業を経験していくうちに、その際に培った色彩感覚や、細かい箇所へのこだわりなど、ペーパークラフトに通ずるところがあるのだと気が付きました。どちらも細かな違い1つでお客様からの見え方が全く異なるため、1つの色の配分、1枚の紙の大きさや形など、細部にまでこだわっています。そして、お客様に作品を綺麗に見せるということを当初から大事にしています。」

贈って笑顔に、貰って笑顔になれる作品づくりを

最後に、栃木県出身のharubou氏の作品づくりや地域への思いについてお伺いした。「理想は、プレゼントを贈る方も受け取る方も、両者とも喜べるような、そんな作品作りを続けていくことです。目まぐるしく変わる環境の中、現在、私ができることは小さいかもしれないですが、まずは自分のできること、身の回りの方たちに笑顔を届けていくと言うことです。そして、笑顔の輪をひろげていき、ゆくゆくは地域を盛り上げることにも繋げることができたら嬉しいです。はじめの一歩は小さなことですが、地域の特徴を表す作品、例えば餃子をモチーフにしたポチ袋の作成など、少しでも地域を盛り上げることができるような取り組みを今後も行っていこうと思います。」




<作家概要>
屋号:by infinity
住所:栃木県栃木市大平町
HP:https://by-infinity.wixsite.com/by-infinity
経歴:栃木県で生まれ育ち、就職を機に東京へ移る。東京では商品開発やフードコーディネーターを行っていた。結婚を機に栃木へ戻り、料理の仕事の頃に培った色彩感覚等を活かし、現在はペーパークラフト作家として活動中。