作家紹介

可愛さ長持ち! lisimageによるコットンレースの編み物雑貨

lisimageの荒川氏は、栃木県宇都宮市にて、コットンレースをきめ細かく編み込んだ編みぐるみや、ゴルフボールケース、傘の柄カバーなどを作成している

丈夫で長持ちする編み物雑貨の秘訣

lisimageの作品は、一つ一つ時間をかけて丁寧に作りこまれている。作品の大きさに関わらず、網目はとても細かくぎっしりと詰まっており丈夫なため、普段使いをしていても、ほつれてしまうことがほとんどない。作品を作る際は、オーダー内容や商品イメージを編み図に書きおこし、お客様のご要望に応えることができるよう、図面にそってコットンレースを編み込んでいく。編みぐるみの作成を例に出すと、頭のパーツ編み込みに2~3時間がかかり、1体を編み終えるまでに、1日から1日半がかかることもあるという。また、ゴルフボールケースなど、より丈夫な仕上がりを目指す作品を作る際は、編み針の号数を変えるなど、同じ糸でもより網目をきつく硬くしているという。lisimageの作品に触れると、荒川氏の作品に込めた丁寧さや、ひたむきさを感じとれる。

作品の可愛さが口コミで話題に

荒川氏の手芸に触れたきっかけは、洋裁の先生をされていたお母さまの存在が大きかった。小さい頃から、いろいろと手芸のことを教わっていたが、お母さまが他界されてから手芸・編み物から離れた生活を送っていたという。月日が経ち、大人になり再び手芸に触れることがあり、数十年ぶりでも編み物の手が鈍っていなかったことから、また編み物を始めた。最初はコースターなど平面の作品から作り始め、徐々に自分用としてポーチなどを作成していたところ、だんだんとお友達やお知り合いの方に、「同じ物を作ってほしい」といった声を受けて、周りの方への作品づくりを始めたとのことだ。そこから更に2年後、お知り合いの方にとどまらず、SNSから「私も欲しい」「期待を超える可愛さ」など、作品に好評の声が集まり、実際にネットにて作品の販売を始めたという。

より多くの方へ“かわいい”を届け、晴れやかな日々を

lisimage 荒川氏は、今後の展望についてこう語る。 何か大それたことは考えておりませんが、少しでも皆様の日常に“かわいい”をお届けすることができれば幸いです。今までは主にネットでの販売にて活動を行っておりましたが、今後はお客様に生の作品を見ていただく機会を増やしていきたいと考えております。スマホの画面からではなく、皆様の身近で、実際に“かわいい”を感じていただき、少しでも気持ちが晴れやかになっていただけたら嬉しいです。」



<作家概要>
屋号:lisimage
住所:栃木県 宇都宮市
URL:https://www.instagram.com/lis.image/
経歴:飲食店を経営、また接客スタッフとして現場での業務もこなし、お客様へ美味しい料理と共に心配りと空間作りによって多くの笑顔を届けたのち、現在は栃木にて編み物作家として活躍中